豪華客船鍼灸師。名前だけ聞けばなんか良い響きでカッコ良いです。
豪華客船で働く事を選んだ人の目的は、本当に様々です。
今回は、降りたいと思う事についてです。
まず、船を降りる。や、船を辞めると言う選択をすると言う事はどう言う事なのか。辞めて行く人が半分と言っても過言ではないかもしれません。ちなみにですが、契約の途中で下船すると、二度と契約する事は出来ません。他の会社に登録して、また船で働くという事もありますが、かなり厳しくなります。
途中で下船した場合は、自分で飛行機チケットを買い国へ帰ります。そんなリスクを負ってでも、途中で下船する人も多いです。また、契約を終えてから、二度と戻らないと言う人も沢山います。
それほど厳しい環境だと言う事です。では何がそんなに厳しいのか?
最近よく聞くのが、船の異動です。せっかく慣れた環境で仕事がしやすくなったり、友達が出来たのに、いきなり会社から異動命令が出ます。断ればクビで、二度と船には戻れません。2回目の契約では、一応自分が次に乗りたい船をリクエスト出来ます。なのに異動て!!
3つの大きな変化があります。仲良くなった友達と別れる事。航路が変わると言う事。航路と客層が違うので、稼げるかどうかが不明瞭である事。その船に乗りたくてリクエストしたのに、1ヶ月足らずで他の船に異動になる事はザラにあります。
しかもほとんどの場合が、稼げる船から稼げない船への異動です。
稼げるか稼げないか。コレは、少なからず船による部分もあります。会社から無理矢理に異動させられて、稼げない船にあてがわれる事程、理不尽な事はありません。でもそれが客船鍼灸師です。
そんな様々な環境に耐えれなくなって、船を辞める人も本当に多いです。
それに伴い、心身ともに疲れ切ります。鍼灸をする事自体が楽しくないと言うような状態に陥る事も少なくないです。会社に振り回されて、母国語ではない所で戦い、仲間との別れ、食事に飽きて来たりしながら、売上げの事を考えつつ、患者さんの事を考えるのです。
どれ程過酷なのか。働いた事がある人じゃないとわかりにくいですが、旅行が出来る夢のような職場である反面、隔離されて本当に駒のように扱われるような職場でもあります。
刺激が強い事は確かです。乗ってみて、損はないと思います!
0782717050
Harinabisはり灸院
Comments