客船鍼灸師は、基本的には自分でスケジュール管理ができます。売り上げが低い場合などは、会社からのプレッシャーなどがあり、難しい事もあります。
しかし、まる１日休みと言う日は、ほとんどありません。僕は、7ヶ月の間に3回程度でした。
夕方の出航以降に施術の予約を入れたり、着岸する前に予約を入れたりする事もあります。そう言った意味でも、スケジュールは自由に管理できます。
港に停泊中は、基本的にはゲストは外へ出て港を楽しみます。その間に予約がなければ、自分も外へ出る事が出来ます。ビーチへ行ったり、カフェでのんびりしたり、山登りをしたり、限られた時間内ですが自由に行動が出来ます。
僕はノルウェーに行った際に、レンタル自転車でサイクリングをしてみました。自転車に長時間乗るのは小学生以来だと思います。おかけ様で、帰り道は太ももがつりました。。もちろん、船に帰ってからも仕事をしました。
ノルウェーの雪解け水が山から降りてきて川になり、海になるのを見て、その雪解け水を見て見たいと思って出発しました。往復6時間の旅です。
道中、本当に色んな景色を見せてくれました。
川と言うか海の始まりと言うか、なんとも言えない綺麗なグリーンや
地球の広さを感じます。
厳しい船生活の中にも、本当にかけがえのない思い出もたくさん出来ます。また、その中で自分との対話があり、人間として大きく成長させてくれる環境が、ここにはあります。苦労する甲斐は、お釣りが来るほどあると思います。